Activity report
活動レポート

資源循環 もう一度資源に戻す

減らすことが
できない残食を
エネルギーに
課題の背景
着手できて
いなかった
非生産分野の
廃棄物

豊橋工場ではかねてより環境負荷ネットゼロを目標に掲げ、製品の生産工程で生じる廃棄物を低減する取り組みを積極的に進めていましたが、一方で非生産分野から出る廃棄物については対策できていませんでした。その廃棄物とは主に、食堂から出る残食。食べ残しや野菜の皮などが日々廃棄されており、2019年には生産人員変動の情報が共有できていなかったこともあって、1日に78kgの残食が発生。このことから、豊橋工場ではフードロス削減を目指すことも重要なテーマだと捉え、2019年10月より対策を進めることになりました。
私たちの発想
どうしても
減らせない
廃棄物は有効活用
を考える

残食を減らすために対策チームは、まず喫食人数の情報を把握し、食堂事業者と共有。おかずを作る量の適正化を目指しました。またこれと同時に、工場内に下処理した野菜を持ち込むことで皮を廃棄しなくて済むように改善。この対策によって、2023年5月時点で1日の残食は24kgとなり、54kgの削減が達成されました。この活動はこうして一定の成果を挙げましたが、それでもどうしても減らせない廃棄物が残ります。対策チームはこれをさらに有効活用できないかと検討。ちょうど猿投工場にて、食堂の残食を用いてバイオガス発電を行う取り組みが進められていたため、これに倣って発電に活用する試みを進めます。

活動レポート
自治体の
垣根を越えて、
地域の明日のために

豊橋工場ではこの取り組みの効果を最大化するため、自工場だけでなく、近隣の他社様にもお声がけをし、合計約180kg/日の残食を発電に利用しようと計画。しかし一般廃棄物は市をまたぐ移動ができないという法律の壁に阻まれ、一度は頓挫しそうにもなりましたが、地域全体で廃棄物を減らせることに価値がある点を強調し、豊橋市や田原市とも粘り強く交渉し、最終的に残食を「燃料」として扱うことで市をまたぐ移動を可能にしました。こうして豊橋工場のバイオガス発電設備は、2024年7月から運用を開始。現在は一日に4~12kwhを発電しています。また今後は発電した電力をBCP対策の一環として、地域の避難所、近隣企業の従業員向けに移動式コンパクト充電器で提供していくことも想定しています。
バイオガス発電のイメージ映像がこちらからご覧いただけます。
Challenger
豊橋工場
バイオガス発電チーム
